「表現したい」という欲求を止める必要はありません。
誰かの目から見てくだらないものであっても
評価されないようなものであっても
価値のないようなものであっても
なんの役に立たないようなものであっても
そして、表現はすればするほど磨かれます。
だから、とにかく気にせずに出して行き続けることが大切です。
「やり残し」って、自分がだしたいものを留めてしまうと生まれてくるものだと思う。
インスピレーションは、自分という存在を通した時に独自の形をとります。
それは、僕たちの中で培われてきた経験や世界観、感覚を通していくから。
そして、そこから生み出されたものたちは「自分という存在」を表しているものと同時に「人類共通でもっているなにか」を同時に内包していることでしょう。
人類は、これまで食べ物など生活に必要なものを自分の身体を動かさずに手に入る方法を編み出してきました。
僕は、生まれてから一度も、「今日のご飯をどこの山から採ってこようかな」といったことを考えたことはありません。
「生きる」という意味が「肉体の維持」であれのであれば、いつの間にか僕たちはそこに24時間のうちほとんど頭を使う必要なくできるようになってきています。
そして知恵や文化の伝承といった知識や経験のシェアについても、ほとんど自分の時間を割く必要はなくなりつつあります。
単純労働はどんどんコンピューターや機械が行えるようになるでしょう。
だから、いまこそ表現したいことをやってみよう。
「生活を支えるために働く」なんてモチベーションは、「お金なんて関係なく働く」AIを前にしたら勝負になんてなりません。
そもそも、生活するために必要なお金なんてどんどん無料に近づいているし。
それで、どんどん進んでいくと、暇になりますよ。
体も、頭も、心も動かさなくてもよくなって、ぼんやりしても生存は維持することができる。
僕自身は「表現したい」という人たちをもっともっと応援していきたい。
それは、その人が内側の奥底からくるもの。
「形にできない」「表現できない」という理由はいくらでも見つかるかもしれません。
お金、時間、技術、環境、人脈……。
そのどれもが踏み出せない「言い訳」です。
同時に、やる気がある人たちと一緒にその「言い訳」をひとつひとつ潰していきます。
現在、「シンクロ倶楽部」のリニューアルを進めています。
思い切り「表現したい」という人たちが集まる場であり、応援していけるコミュニティへ舵を切ります。
「表現を諦めるな」
僕が、2019年に最初に伝えたいメッセージです。
新年、あけましておめでとうございます。