シンクロニシティ・マネジメント 堀内恭隆 公式ブログ

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「あたしおかあさんだから」で呪いが解けた話

「あたしおかあさんだから」という歌の歌詞が話題です。


matome.naver.jp




昨日、僕は歌詞を見た瞬間、とても嫌な気分になりました。


自分は男なのに、呪いをかけられたかのような感覚。


これ、最悪。最低。ふざけるな。


なんでこんなに気持ち悪いものに感じるんだろう??



・・と思ったのですが、今朝、分かりました。



「お母さん、ごめんなさい」と僕はどこかで感じて育って来たのです。



多分、今だと発達障害に分類されると思うのですが、
友達が普通にできることが全くできない子供でした。



とにかく、母親には苦労をかけた。


近所の家には何度謝らせに行ったのかは分からないし

学校では問題児として、先生は手を焼いていました。


小学校のクラスの女の子には
「堀内くんの隣にいきたくない」と話し合いがされるレベル。


落ち着きがなくて、5分と座っていることができない。


授業中でも、騒いでしまうこともある。


「やりなさい」と言われるとできなくなる。
あまりの苦痛に思考が完全にフリーズして止まってしまう。


好きなことややりたいことだけは
異常なほど没頭してしまい、周りが目に入らない。


やるべきことは全く出来ない。


人の話は全く聞かず、自分の話したいことは延々と話し続ける。


勉強をしようとしても、全くできない。



母親には毎日「あんたが普通の子でいてくれたら」と
見られているようで、つらい。


ー 何で、僕はこんな風に生まれてきてしまったんだろう。


お母さん、ごめんなさい。僕がまともであれば。


喘息でアトピー持ちで、いつもそのことでも
心配かけてばかりでごめんなさい。


弟みたいに、優秀でなくてごめんなさい。


僕みたいに、普通の子が当たり前のようにできることが
何一つできない人が大人になっても
仕事なんて務まらないし、結婚だって誰もしてくれない。
だから孫だって残してやれない。



こんなにお母さんに迷惑かけて、苦労ばかりかけて
こんな僕が生まれてきてごめんなさい。



こんなことをいつも感じて育ってきたのです。



それで、社会人になってから独立して
それからは自分のやりたいようにやってきました。


随分暮らしやすくなりました。


結婚もして、可愛い娘もいます。


小さいながらも会社も立ち上げました。


それで、ある時から子供の頃の気持ちなんてすっかり忘れていて
なかったかのように思っていたのですが
ずっとずっと負い目に感じていたようです。


だから、あの歌詞を見た瞬間、
凄い母親に責められているような気分になって気持ちが沈んだのです。



お陰で、思い出したことがあります。



「みんなが普通にできることができない」という自分が
大人になってから社会で居場所をつくるために
今の活動をしているようなところがあるのです。



例えば、僕は昨日税理士さんとの打ち合わせに遅刻しました。


それも少し遅れたレベルでなく
約束の時刻に現場に到着しているスタッフからの電話で
「知った」レベルです。


「堀内さん、いま、どこにいますか?」


僕はその時自宅でのんびりしていました。


少し今日は余裕があるから、いま何やろうかな?
読みかけの本を読もうかな?
カフェでも行こうかな??

・・など、この時間をどうやって過ごすのかを考えていたのです。


前日の夜には、カレンダーを見ています。

「明日、この時間に税理士さんの所に行って打ち合わせだな」と
確認してもいます。


朝起きた瞬間から、完全に抜け落ちています。


こんなことが当たり前にできる人には、多分僕のことは
理解できないことでしょう。


反省が足りない。努力が足りない。
言い訳をしていないで、真剣に考えろと思う方もいるでしょう。


でも、無理なものは無理です。


僕なりに、治そうと相当に頑張ってきました。


が、無理でした。どれだけ努力しても
どんな手を尽くそうと、すっぽ抜けてしまう。



不注意とかそういうレベルでない。

そもそも、注意しようにも意識からすっかり抜け落ちているからです。

メモをしても、その存在すら忘れてしまうことも多々あります。



そして僕が選んだ方法とは、周りの方に理解してもらうということです。


このスタッフさんは、僕のことをよーーーく知っているので
彼女にとっては想定内です。


それでも少しは驚いたかも知れませんが
上手にフォローしてくれて、税理士さんの時間を調整してくれて
打ち合わせをすることができました。



他にも、僕には「まともにできないこと」が山ほどあります。


それから、僕は人から見られていると感じるとストレスを感じます。
落ち着きがなくなり、酷くなると、パニックになります。


この状態に陥らない条件があります。


「好きなことをやる」「大好きな世界に浸る」です。


好きなことをしている間は、誰の目も気にならない。


だから、僕は自分が大好きな心理学、自己啓発、脳科学、
デザイン、プログラミング、コーチングなどを組み合わせた
仕事を開発して、そのことだけを話せる状況をつくりました。


普通に合わせられないならば、自分で居場所をつくってしまえばいい。



こうして、「普通」に合わせて生きるのでなく
自分が生きやすいように環境をデザインしていって
居心地のいい世界を構築していきました。



そうして、僕はすっかり、母に対して感じていた
「おかあさん、ごめんなさい」を忘れていました。


でも、心の奥の奥にいつもいつも抱えていたのでしょう。


だから、あの歌詞に過剰反応をした。



そして、母が僕を責めていたなんてことは
全くないことは、今はわかります。


それどころか、大切にしてくれて愛してくれていたことも。今も。


母にとっても、おそらく僕の個性は予期せぬものだったでしょう。


見方によっては、相当に手の掛かる子供だったことでしょう。


でも、僕に対して余計な苦労を背負わされたと
思っていないことは、今は分かります。


ある時、母に言われたからです。


「生まれてきてくれて、ありがとう」


その時、一気に鎖のようなものがほどけたことを覚えています。


そして、あの歌詞をきっかけにして
最後の最後に残っていた、しこりが溶けました。


そうか、母は自己犠牲で子育てをしていた訳ではない。


それを理解したいま、気持ちはすっかり軽くなりました。


僕の中にかかっていた、呪いのようなものも溶けました。


僕自身は、ここに気づかせてくれたあの歌には感謝しています。


ありがとうございます。




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